経営の手綱を握る経営者。その責任感から、休日でもつい仕事のことを考えてしまったり、常に仕事をしていないと落ち着かなかったりもします。
ただし、経営者もひとりの人間です。定期的に休暇を取らないと精神面、身体面の不調を招きかねません。
働き方や休み方の見直しは、いまや大きな問題となっています。厚生労働省では
「適切な労働時間で働き、ほどよく休暇を取得することは、仕事に対する社員の意識やモチベーションを高めるとともに、業務効率の向上にプラスの効果が期待されます。社員の能力がより発揮されやすい環境を整備することは、企業全体としての生産性を向上させ、収益の拡大ひいては企業の成長・発展につなげることができます」と掲げています。
経営者も働き手のひとりとして適切に休暇を取る必要があります。
また、企業のトップが上手に休む姿を見せることは、従業員の休みやすさにも影響します。
健全な労働環境を提供し、事業を発展させていくためにも、経営者自らが率先して休暇をとり、社内に休みを取りやすい雰囲気を生み出すことが大切です。